Contextの意味を考える

最近目にするようになった言葉のひとつに"Context"という単語があります。
直訳すると「文脈」と表現されますが、これは文章を構成する単語と単語の関係性や前後の続き具合、即ち脈絡を意味します。


この単語は、他にも事柄の背景や周辺の状況などを示すときにもしばしば用いられ、私たちが身近に関わっている広告やマーケティングの領域でも新たな手法として定着しつつあります。
eマーケティングでは、焦点は「コンテンツ」(情報)から「コンテクスト」(状況や顧客ニーズとの関連性)へと移っていくとも云われ、ターゲットを捕捉する際の有効手段になっています。


Contextを状況や背景と解釈した場合、Hi-Contextといわれる日本特有のコミュニケーション文化が見えてきます。そこには、昔からある「阿吽の呼吸」や「行間を読む」といった、あえて説明をしない中にその前後関係を理解するコミュニケーションが存在したはずなのですが、昨年は"KY"などという流行語に代表されるように、全て背景から説明しないと理解が進まないLow-Contextを多く目にしました。


私たちイーストビューアルファの役割は、クライアントとユーザーのコミュニケーション・インターフェイスであると自覚しています。そこには、時と状況に即応したボリュームの背景説明と、瞬時に心理を捉える高度な演出やメッセージが要求されます。とても難しい課題ではありますが、目的とGOALをしっかり見定め、「伝わること、感じること」をご提供し続けてゆく所存です。

そして勿論、創立当時からのテーマは今年も変わることはありません。


より速く、 そして緻密に。


2008年は、"Hi-Context"を超える"New-Context"の中で、プラスαの存在でありたいと思います。

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2008年1月1日
株式会社 イーストビューアルファ