ビジョナリーカンパニーに再度学ぶ

今から15年ほど前に発刊されたこの本は、全米で200万部を超えるベストセラーとなったビジネス書で長期にわたり成長と繁栄を続ける18の企業の特性を、他社との比較対象で浮き彫りにしています。
その後、視点と分析ポイントを若干変えた第2版でも時代をリードする11の企業が紹介されています。


目まぐるしく変化する現代にあって、この全てが正解かどうかはお読みなった皆様の判断に委ねますがエッセンスとなる部分には、やはり普遍的な哲学を感じます。
企業が成長を続けるために不可欠なもの、それは揺ぎない理念と、それを共有し実行に移す確実な組織力で、その源泉となるものが「人」であることはいつの時代も変わることはないと思っています。


単なる人の集合体だけでは企業はその存在意義も存続もありえません。長期的なビジョンを高次元のGOALとして浸透させながらも、社会や経済状況に合わせ「現在」をドライブする。そこには卓越したリーダーシップと、実行を可能とする人の存在が車輪の両軸のごとく存在するのです。


理想や目標を見失ってしまうほど厳しい時代が続きますが、こんな時だからこそ確固たる理念と実行、そしてそれを継続させる人間力とは何なのかを年の初めに考えてみたいと思っています。
著者のコリンズ氏の説くレベルには遠く及びませんが、私たちイーストビューアルファも小さいながらも理念と理想と現実を踏まえ、創立当時からのテーマを忘れずに2010年に臨みます。


より速く、 そして緻密に。


地球のこと、社会のこと、会社のこと。そしてこの国のこと、経済のこと、環境のこと・・・ 
その大きさは違ってもビジョナリーカンパニーから学ぶべきことはとても多いはずです。

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2010年1月1日
株式会社 イーストビューアルファ