定義を変えよう

一昔前の企画書によく使われた言葉の一つに“パラダイム”があります。
アメリカの哲学者で科学者のトーマス・クーンの著書「科学革命の構造」で提唱、「一つの時代の人々の考え方を根本的に支える概念」などと訳され、化学、産業、経済などの分野で文献やプレゼンテーションに用いられてきました。

マジョリティの共通認識であるパラダイムが、いま大きく変わろうとしています。
これからも続く生活、社会、そして地球環境を護るため、今まで当然のことと考えられていた認識や社会全体の価値観を根本から見直し、日々の行動や原理、メカニズムを新たに定義するときが来たのです。

マクロな視点では、2050年に向けた脱炭素社会の実現を目指すために、エネルギー産業だけではなく、製造・運輸・サービスなどあらゆる産業の理解と協調、連携が必要です。
私たちの日々の生活や社会行動でも、終息が見えないCovid-19への正しい理解と対策でウイルスと共存しながら経済を推進させなくては何もかも立ち行かなくなります。

簡単ではないことは誰もが分かっています。でも、立ち止まっている時間はありません。
グリーンテクノロジー、DX、AI、自動運転、5Gなど、少し経てば当たり前のこととして社会に浸透します。そして、その先にくる新たな思考や技術が次の時代へ光をあて新たなパラダイムが構成されます。

パラダイムシフトが始まっています。
定義を変えましょう、新しい時代をつくるために。
私たちにできることはたくさんあるはずです。


明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年1月1日
株式会社 イーストビューアルファ