コミュニケーションスタイルを考える

私たちが日常的に使用している日本語は世界でも類を見ないほど難しい言語です。
使用する文字も英語の26文字に対し日本語はひらがな、カタカナに加え小学校の6年間で1000を 超える漢字を学習します。言語はコミュニケーションを図る上での共通記号で、この複雑な体系を 持つ日本語は話し言葉である口語よりも書き言葉を意味する文語を基本に発達してきました。
それゆえに日本語の文章には奥に秘めた情感や情緒を含んだ独特の感性を感じるのです。


と、思っていたら、ITの成熟によって新しい言語スタイルが生まれてきました。文字を使いながらも表現はすべて口語。ネット時代のメールによるコミュニケーションです。
そのツールとなる携帯電話では絵文字なる異種の文字体系を創造し、あたかも会話をしているかのようにリアルタイムに文字のやり取りを行っています。


私たちが携わる広告やプロモーションも、プロダクトとコンシューマーをつなぐコミュニケーションツールであり、文語表現の新聞・雑誌・DMや口語中心のテレビ・ラジオなどに加え、ネット社会に作用する手法の提案と、確実なオペレーションによる高い信頼がこれからの時代には必要不可欠であると考えます。


2009年、私たちイーストビューアルファは創立当時からのテーマを忘れることなく、進化し続ける コミュニケーションスタイルの中で、プラスαのツールでありたいと思います。


より速く、 そして緻密に。


世界中が冷え切った年明けに未曾有の危機を嘆くか、それとも変化を掲げ希望を語るか。ここでも極めて高度なコミュニケーションが要求されています。

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2009年 1月1日
株式会社 イーストビューアルファ